漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
49才女性
1年くらい前から手首、足首、下着の締め付けのあるところ、ひざの裏、首や顔などに蕁麻疹ができるようになった。
最初小さいのが出来て、それが赤く大きく腫れてつながり直径5センチくらいの大きさになることもある。
最初、蕁麻疹が出るのが数日に1回だったのが、毎日、何回も時間関係なく出るようになり、夜中に痒くて起きると全身に蕁麻疹が出来ていることが度々起こるようになった。
蕁麻疹が出る時には、アレルギーを感じるが、何のアレルギーを起こしているかは特定できない。
市販のアレルギー薬を飲んでいるとピッタリと出なくなるが、飲み忘れると直ぐに出る。
毎日、アレルギー薬を飲み続けるのも怖いので漢方で治したい。
毎日、休みもほとんどなく、1日中、仕事・家事・介護とフル回転で動いているため、知らず知らずのうちにストレスを溜め込んで肝熱が起こっていた。
この肝熱が原因で慢性蕁麻疹が改善しない。
肝熱を取って肝の働きを良くする漢方を、朝5粒、夕方5粒、夜に出る時には夜に5粒飲んでもらった。
すると、数日で蕁麻疹の出る頻度が下がり、毎日出なくなり、出ても全身に広がらなくなった。
毎日飲んでいたアレルギー薬も週に1~2回に減り、1か月経過した時には、全く飲まなくても良くなった。
ただ、お酒を飲むと出るので、飲む前に念のためにアレルギー薬を飲むようにしている。
蕁麻疹は、慢性化すると何年も治らないこともあり、また、原因やきっかけも複合的で、原因を特定するのも非常に困難です。
また、発症にアレルギーが絡んでくることも多く、漢方を飲むことで漢方の添加物に反応してアレルギー起こすこともあります。
今回は、原因が「肝熱」ということで、肝に非常に効く漢方があったのでスパッと結果が出せました。
肝の働きが強く出すぎるのが肝熱です。バリバリ頑張るタイプの方に多いです。行動的ですが、怒りやイライラを抱えていて、ストレス発散がうまくできていない方にこのタイプが多いです。
慢性蕁麻疹は、色々なタイプがあると思いますが、長期間お悩みの方も合う漢方を飲めば、今回のようにすっきり改善することができます。あきらめずにご相談下さいね。
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